「SR-COAT」とは雨水の侵入を防ぐ、浸透性吸水防止剤の名称です。

「SR-COAT」は、基材の中まで浸透することで雨水の侵入を防ぐ、浸透性吸水防止剤です。
基材の奥まで浸透しますので、保護層が格段に厚くなります。この厚いということは、過酷な状況下にさらされ続ける基材にとって非常に重要なポイントです。
しかも、建材や石材の風合いを損なうようでは全く話にならないのですが、これが本当に塗っているのか分からないほど風合いもそのままとなります。また、通気性も抜群にいいので、基材の劣化を最小限に抑えてくれる吸水防止剤です。
そして最大の特徴は、「SR-COAT」はどのような基材でも塗れること。
例えば、コンクリートは大丈夫。でも、木材はダメだとか、石材専用などといった注意書きが書いているなど…。
意外と使い方がややこしかったワックス類ですが、この「SR-COAT」なら、コンクリート、目地、石材、木材などどんな基材でも塗ってしまうことが可能です。

吸水防止に特化しています。結果、耐久性に優れています。

ここまで書くと非常に万能な「浸透性吸水性防止剤」と言えそうですが、撥水性はあまり期待できません。
撥水とは、水の接地面を限りなく小さくすることにより水が弾けるように加工するため、設置面の劣化が激しいと逆に基材に水が浸入してしまうデメリットもあります。
つまり、表面が傷つきやすい場所に使用すると、耐久性が著しくダウンする可能性が高いのです。

吸水性防止をとことんまで考えて開発された「SR-COAT」は驚くような撥水性はありません。それでも分かる人には分かる“通好みの吸水防止剤”です。

SR-COATの特徴

吸水防止剤は表面の撥水を目的としているわけではないので、石材・RCの場合は躯体自体が削れない限り吸水防止効果は持続します。
雨水が基材に入らなければ、白華（エフロエッセンス）、汚れ、シミ、凍害、サビなどあらゆるトラブルを未然に防ぐことができるのです。

SR-COATは素材の内部に浸透しその主成分（シリカ）が化学結合して耐久性のある吸水防止層を形成します。塗膜タイプとは違い素材の質感を大きく変えないため、天然石・コンクリート・檜の表情をそのまま生かした仕上げ剤です。

一般の撥水剤の様に表面撥水を目的とした製品ではなく、素材内部で化学結合するので紫外線による劣化を受けにくいので長期間に渡って素材を保護し続けます。

タイル目地・石材・レンガなどから発生するエフロをSR-COATを塗布する事で防止・抑圧します。クラックが原因によるエフロは防止できませんが美観を維持するには最適な保護剤です。

石材や木材は常に呼吸をしておりますが、保護剤によっては塗布することにより呼吸を止めてしまう場合があります。しかしSR-COATは呼吸を止めないので、浴槽の檜などに塗布しても香りが生きます。

完全オーダーメイドシステム

様々な素材に合わせて、また環境・状況に応じてご提案いたします。
スリップアウトだからできる、オリジナル完全オーダーメイド。
まずは、お気軽にお問い合わせください。